目黒にて

私は目黒にある病院で臨床検査技師として働く30代の女性だ。この仕事に就いて早8年が経とうとしている。病院は忙しく、検査は一日中続くが、私にとってはやりがいのある仕事だ。

朝は早起きして、家を出発する前にコーヒーを飲みながら、当日の検査を確認する。病院に到着すると、朝礼に出席して、その日のスケジュールを確認する。それから、検査の準備をする。私たちが担当する検査は、血液検査、尿検査、細菌検査、生化学検査など、様々なものがある。検査結果は、医師が正しい診断を下すために不可欠だ。そのため、私たちの仕事はとても重要だ。

検査が終わると、検体を処理して、結果を分析する。この作業には、正確性が求められる。そのため、私たちは慎重に作業を進める。また、チームワークも大切で、同僚たちと協力して作業を行っている。

時には、予期せぬトラブルが起こることもある。ある日、私たちが担当する検査で、数値が異常に高い検体があった。何度も検査をやり直したが、結果は同じだった。その患者さんが何か病気にかかっている可能性があると思うと、私たちは不安になった。結局、病気ではなく、薬の副作用だったが、その時の緊張感は今でも忘れられない。

私たちの仕事は、病気を治療するために必要なものだ。だからこそ、私たちは慎重に、正確に、そして迅速に仕事をこなさなければならない。しかし、それだけではなく、私たちは自分自身の健康にも気を使う必要がある。私は、定期的な健康診断や運動、食事に気を配りながら、自分自身を大切にしている。

私のワークライフバランスは、時には偏ってしまうこともあるが、家族や友人との時間を大切にするようにしている。休日は、自分の趣味である読書や映画鑑賞を楽しんだり、旅行に出かけたりすることもある。そうすることで、リフレッシュして、また仕事に取り組むことができる。

ある日、私たちが担当する検査で、患者さんの状態が悪くなっていることがわかった。緊急手術が必要だったが、その患者さんの身近にいた人は、どうやって連絡をすればいいのかわからず、パニックに陥っていた。私たちは、すぐに連絡先を調べ、その人たちに情報を伝えることができた。手術は無事に終わり、患者さんは回復した。その時、私たちの仕事が、人々の命を救うことに直結することを強く感じた。

私たちは、患者さんやその家族に対して、正確な情報提供や安心感を与えることができる。そのためには、私たち自身が常に学び、向上することが必要だ。新しい検査方法や技術が開発されるたびに、私たちは研究会や勉強会に参加し、最新の情報を取り入れている。

私たち臨床検査技師は、医療現場の中でも重要な役割を担っている。私たちの仕事が、患者さんの診断や治療に直結することを、いつも自覚している。だからこそ、正確性や迅速性、チームワークが求められる。そして、自分自身の健康も大切にしながら、患者さんに最良のサービスを提供し、その人々の命を守っていくのだ。